【名言あり】インターステラーに学ぶ!サラッと使いたい日常英会話フレーズ8選【会話例付き】

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はじめに

「映画のように英語を話したい」と思ったことはありませんか?

特に『インターステラー(Interstellar)』は、美しく哲学的で深いセリフが多く、英語学習にピッタリな作品です。

この記事では、そんな『インターステラー』から厳選した英語フレーズを紹介します!

そもそも“Interstellar”とは?

映画『インターステラー』の概要

『Interstellar(インターステラー)』は、2014年公開のアメリカのSF映画で、クリストファー・ノーラン監督による壮大な宇宙叙事詩です。

主演はマシュー・マコノヒー、アン・ハサウェイ、ジェシカ・チャステインなど。近未来の地球を舞台に、人類の存続をかけて宇宙へ旅立つ父親と、その家族との絆を描いた感動作です。

美しい映像とリアルな科学設定、そして心に残るセリフの数々で、世界中に多くのファンを持つ名作です。

“Interstellar”の意味と語源

タイトルの “interstellar” は、英語で「恒星間の・星と星の間の」という意味です。

語源は以下のとおり:

  • inter-:「~の間の」(“interchange”や”internet”はここから来ています。
  • stellar:「星の・恒星の」(“star”の語源でもあります。

つまり「星々の間を旅する」という意味があり、映画の内容そのものを象徴するタイトルになっています。

英語学習にぴったりな理由

『インターステラー』は、専門的な科学用語も多く登場しますが、セリフが美しく、深い哲学や感情が込められているのが特徴です。

特に今回ご紹介するような印象的な一文(名言)は、日常英会話にも応用しやすく、“かっこよく英語を話したい”というモチベーションアップにも最適です。

映画好き・宇宙好き・英語学習者、すべてにおすすめの1本です!


それでは厳選フレーズを見てみましょう!

① “We used to look up at the sky and wonder at our place in the stars. Now we just look down and worry about our place in the dirt.”

【和訳】
かつて人類は空を見上げ、星々の中での自分たちの位置に思いを巡らせていた。
今ではただ下を向き、土の中での立場を心配している。

解説

映画の冒頭、クーパーが語る名台詞。人類の夢と好奇心を象徴する前半と、現代社会の閉塞感を示す後半との対比が印象的です。
人類が未来を見失い、目先の不安に縛られている様子を静かに批判する、詩的で哲学的なセリフです。

英会話アレンジ

“I miss the days when we used to dream big. Now it’s just work and bills.”
(大きな夢を見ていた頃が懐かしいよ。今は仕事と請求書ばっかり。)

会話例

A: “Do you ever feel like we’re just surviving, not living?”
B: “Yeah… I miss the days when we used to dream big. Now it’s just work and bills.”
A:(ただ生きてるだけって感じることない?)
B:(夢があった頃が懐かしい。今は現実に追われてばかりだよ。)


② “Do not go gentle into that good night. Rage, rage against the dying of the light.”

【和訳】
穏やかにそのよき夜へと入ってはいけない。
光が消えることに、怒りを、怒りをぶつけろ。

解説

詩人ディラン・トマスの詩を引用した劇中の重要なモチーフ。
老いや死といった避けられない運命に対して、最後まで抗い続ける意志を表します。人類存続への闘志、逆境に立ち向かう精神を象徴します。

英会話アレンジ

“I’m not giving up that easily. I’ll rage against the deadline!”
(そんな簡単には諦めないよ。締め切りと戦ってやる!)

会話例

A: “You’re really staying up all night to finish that?”
B: “Of course. I’ll rage against the deadline!”
A:(徹夜で仕上げるの?)
B:(もちろん。締め切りなんかに負けない!)


③ “Mankind was born on Earth. It was never meant to die here.”

【和訳】
人類は地球で生まれた。だがここで滅びる運命ではない。

解説

クーパーが語るこのセリフは、人類の拡張と進化を強く信じる姿勢を示しています。
生まれた場所が終着点とは限らない。未知への挑戦を促す、インターステラーのテーマそのものです。

英会話アレンジ

“I believe I was born here, but not to stay stuck here.”
(ここで生まれたけど、このままで終わるつもりはない。)

会話例

A: “Why are you quitting your job? It’s stable!”
B: “I believe I was born here, but not to stay stuck here.”
A:(仕事辞めるの?安定してるのに…)
B:(ここに生まれたけど、前に進むべき時だと思ってる。)



④ “Murph, don’t let me leave like this.”

【和訳】
マーフ、こんな形で僕を行かせないでくれ。

解説

クーパーが娘マーフに別れを告げるシーン。言い争ったまま離れることに対する後悔と、親としての愛情がにじみ出たセリフ。
その「未完」の感情が、後の再会への強い伏線となっています。

英会話アレンジ

“Don’t let things end like this. Let’s talk it through.”
(このままで終わらせたくない。ちゃんと話そう。)

会話例

A: “Maybe it’s better if we stop talking.”
B: “Don’t let things end like this. Let’s talk it through.”
A:(もう話さない方がいいかも…)
B:(いや、こんな形で終わりたくない。ちゃんと話そう。)


⑤ “We’ve always defined ourselves by the ability to overcome the impossible. “

【和訳】
人類は常に、不可能を乗り越える力で自らを定義してきた。

解説

クーパーの宇宙船でのセリフ。「人類がここまで進化してきたのは、困難を乗り越える力があったから」というもの。このセリフは「自分の未来は自分で創るものだ」というセルフリーダーシップを体現しています。

英会話アレンジ

“Nothing’s impossible if we take charge of our own path.”
(自分の道を自分で切り開けば、不可能なんてないよ。)

会話例

A: “This challenge seems too big…”
B: “Nothing’s impossible if we take charge of our own path.”
A:(この挑戦、大きすぎるかも…)
B:(自分で進めば、不可能じゃないさ。)


⑥”We’re not meant to save the world. We’re meant to leave it.”

【和訳】
僕たちはこの世界を救うために生まれたんじゃない。
去るために生まれたんだ。

解説

このセリフはブランド博士による、壮大な人類移住計画をクーパーが初めて聞いているシーンで登場。「地球は救わない」というショッキングな内容ですが、本質は「変化を恐れず、前に進もう」というメッセージ。
「今あるものを守ること」だけが正義ではないという、進化的思考を象徴しています。

英会話アレンジ

“Sometimes, the point isn’t to fix everything—but to start something new.”
(すべてを直すことが目的じゃない。新しく始めることも大事。)

会話例

A: “Shouldn’t we try to fix the current system?”
B: “Sometimes, the point isn’t to fix everything—but to start something new.”
A:(今の仕組み、立て直したほうが良くない?)
B:(直すより、新しく始めるのも選択肢だよ。)


⑦”It’s not possible!” “No, it’s necessary.”

【和訳】
それは不可能だ。――いや、やらないといけないんだ。

解説

このセリフは、半壊した母船「エンデュランス」に、自分が操縦するする船「ランダー」をドッキングさせるときにクーパーが発した一言。
誰もが「無理だ」と思っている中で、彼はそれが選択ではなく、やるべきことだと強く断言します。

「できるかできないか」ではなく、「やらなければならない」から行動する。
この短い一文には、覚悟・責任・使命感が凝縮されており、クーパーのキャラクターを象徴するセリフでもあります。

英会話アレンジ

“It may seem impossible. But sometimes, it’s just necessary.”
(不可能に思えるかもしれない。でも、時にそれはやるしかないことなんだ。)

会話例

A: “We can’t finish this in time. It’s impossible.”
B: “It may seem impossible. But sometimes, it’s just necessary.”
A:(これ、時間内に終わらせるなんて無理だよ。)
B:(無理に見えるかも。でも、やるしかないんだよ。)


⑧”Once you’re a parent, you’re the ghost of your children’s future.”

【和訳】
親になった瞬間から、自分は子どもたちの未来にとっての“幽霊”になる。

解説

このセリフは、クーパーが娘のマーフに対して、親としての在り方と影響を静かに語ったものです。
「ゴースト(幽霊)」とは、「直接姿は見えなくても、ずっと影響を与え続ける存在」を意味しています。

親としてすべてを見守れない切なさと、それでも未来に痕跡を残す存在としての責任。
劇中では娘マーフとの関係や、“幽霊”というキーワードが、物語全体の伏線としても機能しています。

英会話アレンジ

“Being a parent means you’re always part of your kids’ future—even if you’re not there.”
(親になるってことは、たとえそばにいなくても、子どもの未来にいつも影響を与え続ける存在になるってことなんだ。)

会話例

A: “Do you ever feel like you’re not doing enough as a dad?”
B: “All the time. But being a parent means you’re always part of your kids’ future—even if you’re not there.”
A:(父親として十分にできてるのか、不安になることある?)
B:(あるよ。でも、たとえ離れてても、子どもには影響を与え続けてるんだ。)

まとめ

『インターステラー』のセリフは、ただの英語フレーズ以上の価値があります。

人間の「希望」「挑戦」「別れ」「覚悟」を、英語という言葉に込めて学べるのはとても贅沢なこと。

お気に入りのセリフを見つけたら、実際に声に出して、誰かと使ってみましょう
きっとあなたの英語も、人生も、映画のように少しずつ変わっていきます。

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