モンゴル料理、と言って皆さんは何を思い浮かべますか?
正直、私は出張に行く前は、全く想像できませんでした……肉肉しい料理が多そうという程度でしょうか。
向き不向きがハッキリわかれるモンゴル料理ですが、滞在中に大事になるのはレストラン選びです。
ここでは実際に足を運んでみたウランバートル市内のおススメのローカルレストランを紹介します!
そもそもモンゴル料理とは?
モンゴル料理といえば、ホーショールやボーズが代表的な料理と言えるでしょう。どちらもひき肉がたっぷり詰まっていて、揚げ餃子や小籠包のようなイメージです。肉と野菜をベースにしたスープも定番メニューです。

モンゴル料理は、もともとスパイスを使う習慣が少ないため、味が薄いと感じる人もいるかもしれません。その一方で、スパイスを使わないために、独特な肉のケモノ臭が残っていることもあります。特にマトン(羊肉)はケモノ臭が気になる場合があります。
なので、「ザ・肉」を求める人には天国のような国と言えるでしょう。がっつり噛み応えのある肉でかつ、骨周りのコラーゲンも豊富で、野獣食いする殿方・婦人方もたくさんいます。
私自身、モンゴルのかぶりつき系の肉肉しいメニューが好きで、せっかく来たならば飽きるまでは食べたいところです。
一方、ケモノ臭が苦手な人は鶏肉料理をおススメします。特にモモ肉や手羽元といった部位は美味しく、ボリューム感があり、非常にジューシー!後述の、石庭という日本料理屋で食べた唐揚げが◎。
しかしながら、魚料理は種類が少なく、またラーメンは正直なところ、あまり期待しない方が良いかもしれません。野菜類もそんなに豊富ではないかも……
ウランバートル市内のレストラン
モンゴルのレストランでは、注文してから料理が出てくるまで30分以上かかることがよくあります。時間に余裕を持って訪れるようにしましょう。
2-1. モンゴル料理レストラン「АЛТАНГАДАС ҮНДЭСНИЙ РЕСТОРАН(アルタンガダス ナショナル レストラン)」
ウランバートル市の中心部から西側に位置する、ソウルストリートにあるレストラン。東横イン・ウランバートルや、ラマダ・ウランバートル・シティセンター、といったホテルから徒歩5分という好立地にあります。
- 外国人観光客も多く、接待にも使われることがあるようです。
- 馬頭琴のライブ演奏を聴いたり、伝統衣装のコスプレ体験も可!
- きれいな店内で、メジャーなモンゴル料理レストランです。
2-2. モンゴル料理レストラン「Millennium restaurant」
もう一つモンゴル料理は、市の中心部から東側に位置する、ピースアベニュー沿いのレストラン。ミレニアムプラザホテル内にあるレストランで、「アルタンガダス ナショナル レストラン」とは、反対側に位置します。周辺には、チンギスハーン・ホテルや日本人オーナーが経営するフラワー・ホテルがあり、宿泊エリアとして人気のスポットです。
- メニューは多国籍な印象ですが、ボリューミーなモンゴル料理を楽しめる!
- ホテルの中のきれいなレストラン。とは言え、価格帯はリーズナブルでした。
- 屋上にはルーフトップバーがあります。夏の夜にオススメ!
2-3. パブレストラン「Grand Khaan Irish Pub」
ソウルストリートの入り口あたりに位置するレストランで、「National Academic Drama Theatre」と大きな劇場の近くに位置します。今回紹介しているレストランの中では、もっとも中心部を位置するので、足を延ばしやすいお店です。
- 若者が集うスポーツバー・パブのような店内です。すなわち”HUB”のイメージです。
- パブとは言え一皿一皿はボリューミー!日本感覚で頼むと、必ず1、2皿多いことに気づきます。
- 夏は、屋外テーブルがおススメ!過ごしやすい気候でのビールが美味です。
2-4. 中華料理レストランАЖИН ШОРЛОГ МАЛАТАН(アジン ショログ マラタン)
今回、おススメするレストランの中では、最もローカルなレストランではないでしょうか。さっき、紹介したMillenium Restaurantや相撲宮殿の近くにあるレストランで、入るのに少し勇気がいりますが、スパイスを上手に効かせた中華を食べられるお店です。
- 町中華のような雰囲気で、価格もリーズナブルです。
- 日本人の口に合うしっかりとした味付けで、マーラータンの具材ビュッフェがおすすめです。
- 自分で、酒を取りに行くスタイルは、超自由な感じ。
2-5. 石庭(日本料理レストラン)
市中心部から東側にある和食レストランで、フラワーホテルから歩いて2~3分の場所に位置します。和食レストランだけに、日本語が話せる店員もいます。
- かなり本格的な和食を楽しめます。日本の味を恋しくなったら是非利用してみてください。
- 特に、筆者的には唐揚げ定食がおススメ!他にも幅広いメニューがあります。
- なんと、地下はスナックになっている!?やる気と客入りによってのオープンなので、ご利用には事前交渉・予約が必須。
レストランにアクセスが良いホテルに宿泊を!
ウランバートル市に宿泊するには、必ずレストラン・食にアクセスしやすいホテル選び(もちろんお土産・観光スポットを加味して)がカギとなります。
というのも、ウランバートル市は慢性的な交通渋滞が発生しており、深夜や早朝で無ければ1km進むのに1~2時間掛かることも良くあります。
もし、レストランから離れたホテル選びをしてしまったら、食事だけで往復で3時間以上かかることも……
こうして、レストラン・食に行きやすいホテル選びが必須なのです。
なお、ホテルについては、こちらの記事で泊ったホテルをレビューしてみましたので、参考にしてみてくださいね!
まとめ
とにかく、全体的に肉肉しく、薄味なイメージのモンゴル料理。一方で、きちんとした店選びをすれば、ボリューミーで味が整っている料理を味わうことが出来ます。
この記事で挙げたレストランは、初心者にも馴染みやすいお店が多いので、ウランバートル市に滞在した際は是非足を延ばしてください!
皆さんがモンゴルグルメを満喫することが出来ることを祈願して、本記事を〆たいと思います。
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