はじめに 〜「羨ましい」は英語でどう言う?〜
いきなりですが、日本語の「羨ましい」は、使い方ひとつで幅の広い感情を表す言葉です。「うわ、いいなぁ〜!」というポジティブな気持ちから、「ちょっと嫉妬しちゃうな…」というネガティブな気持ちまで、状況によってニュアンスが変わります。
一方、英語では一言で済ませられる単語はあるものの、そのまま使うと強すぎたり、少し違和感のある場合もあります。例えば “jealous” は「嫉妬している」という意味でよく使われますが、恋愛関係などで使うとドロッとした雰囲気になってしまうことも…。
この記事では、「羨ましい」を英語で自然に表現する方法を、基本のフレーズからネイティブがよく使うスラングまで幅広く紹介していきます。
基本の英語表現と使い分け
“I’m jealous.”
一番カジュアルに聞くのはこれ。SNSや日常会話で「羨ましい!」というときにサラッと使えます。ただし “jealous” は元々「嫉妬深い」という意味も持つので、場面によっては少し強すぎる印象になることもあります。親しい友達同士なら問題なしですが、ビジネスの場などでは避けた方が無難です。
“I envy you.”
こちらはややフォーマル。映画や小説でも出てくる表現です。「嫉妬」というよりも「憧れ」「尊敬」に近い響きがあるので、相手を立てたいときに便利です。
“I wish I could do that.”
直訳すると「私もそれができたらいいのに!」。相手の経験やスキルに対してポジティブに羨ましい気持ちを表現できます。
“That’s amazing!”
羨ましいと直接は言わず、感嘆で表現するのがネイティブっぽいやり方。「すごいね!」「いいなぁ!」とポジティブに伝えられます。
ポジティブな「羨ましい」の英語表現
“Good for you!”
直訳すると「よかったね!」ですが、英語圏では相手の成功や幸運を祝福するときに自然に使われます。少し羨ましさを含みつつ、相手を応援する響きがあります。
“Lucky you!”
「ラッキーだね!」という意味。友達の旅行のお土産話や恋バナを聞いたときにピッタリ。カジュアルでよく使われる表現です。
“I admire that.”
admire は「感心する」「尊敬する」というニュアンス。羨望を超えて、相手の努力や才能を認めるときに使えます。
“I wish I had that.”
物やスキルなど、自分も欲しい/できるようになりたいという気持ちを素直に伝えるフレーズです。
ネイティブが使うスラング・カジュアル表現
“So jelly!”
“jealous” を短くして可愛らしくしたスラング。SNSや友達同士でよく使われます。
例:“You’re in Hawaii? So jelly!”
“I’m dying of envy.”
直訳すると「羨ましさで死にそう!」。大げさでユーモラスな言い回しです。
“Goals!”
SNSスラングで「憧れの対象」という意味。たとえば友達の完璧なインスタ写真を見て「これぞ理想!」とコメントする感覚です。
“Living the dream!”
相手の状況が理想的で羨ましいときに使う表現。
例:“You’re working remotely from Bali? Wow, living the dream!”
文脈別「羨ましい」の英語訳例
- 「あなたが羨ましい」 → I envy you. / I wish I had your talent.
- 「羨ましい限りです」 → I truly admire that. / I’m extremely envious.
- 「羨ましいよ」 → I’m so jealous! / You’re so lucky!
- 「羨ましいを英語で」 → “羨ましい” は英語で “jealous”, “envious”, “I wish I could…” など、文脈に応じて表現される。
英語で「羨ましい」をスマートに伝えるコツ
- “jealous” の使い方に注意
親しい友達同士なら問題ないですが、恋愛や職場では誤解を招くこともあります。 - ポジティブな羨望は “wish”, “admire”, “lucky” を活用
より前向きで自然な響きになります。 - スラングは場面を選ぶ
“So jelly!” や “Goals!” はSNSや友人関係ではOKですが、ビジネスやフォーマルな場では避けましょう。 - 相手を立てる表現を選ぶ
「羨ましい」と伝えるときに、相手を称えるニュアンスを入れると印象がよくなります。
まとめ 〜羨ましさを英語で伝える力を磨こう〜
日本語の「羨ましい」は一言で済む便利な言葉ですが、英語では 文脈・トーン・関係性 に応じて使い分けるのがポイントです。
- カジュアルなら I’m jealous! や Lucky you!
- フォーマルなら I envy you. や I admire that.
- SNSや友達同士なら So jelly! や Goals!
こうした表現を使いこなせると、単なる単語力だけでなく、ネイティブらしい自然なコミュニケーション力が身につきます。
次に友達や同僚の話を聞いたときは、ぜひこの記事で紹介したフレーズを実際に使ってみてください。あなたの英語がグッとスマートに聞こえるはずですよ!
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